教育費より
老後費の準備が先 は
FPの常識
人生の三大支出には
住宅費
教育費
老後費
があるけれど、
この中で、
一番先に準備を始めるべきは
老後費である。
というのは、
FPの常識。
なぜならば、
１，費用の発生時期
２，ローン金利
３，必要な資金が多い
この3つの視点で考えると、
それぞれの資金対策のうち
老後資金の準備の重要性
がわかるから。
まずは
１，費用の発生時期
一般的に住宅費と教育費は
子供が小さく、親が元気に
働ける時に発生するもの。
資金が不足した時は
働くことで収入を増やせたり、
働いているので、
お金を借りることも容易です。
対して老後資金は
不足するとわかったとき、
健康でいられるか？
元気で働けるか？
いつまで働けるか？
などが不明。
目の前に迫った資金不足に対して、
収入を増やすことが困難である
可能性が高いんですよね。
２，ローン金利
これも、知っての通り、
住宅と教育に関しては
他のローンと比べて低金利で
お金を借りることができます。
奨学金では、
貸与型でも、
無金利のものもあります。
対して、老後資金が不足しても
お金を借りるために
専用のローンはないので、
フリーローンとなります。
フリーローンの金利は
上限を20%とし、
非常に高金利。
安易に利用できる
ローンではありません。
つまり、老後資金は不足しても
借りられない
ということ。
３，必要な資金が多い
最後に必要な資金ですが、
住宅も教育資金も、
「かける資金」を明確にすれば、
準備する金額は決まります。
結構かかるとはいえ、
住宅費には4000万円、
教育費には一人600万円
などの目標をもって、
貯蓄を進めやすい。
それに対して老後費は
何歳まで生きるか？
が不明なため、
いくら準備したらいいかわからない
また、老後資金の不足額が
多い場合は
教育資金の比ではありません。
だからと言って、
貯めすぎては、
若いときに楽しめないし、
不足しては
寂しい老後になってしまう。
このように、
老後資金の準備を
おろそかにしていると、
一生「お金の不安とともに生きる」
ことになる。
私はそう思っています。
老後資金だって明確にできる
ことを知ってもらいたい。
明確にできると
安心できることを
知ってもらいたい。
年金のこと、老後のこと、
学んで、安心を手に入れましょう。
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