円安で「外貨建て変額保険」はこのままで大丈夫?
円安で輸入品の価格が上がって、
我が家の食費も予算内におさめるのが難しくなってきました。
こんなとき我が家の食卓では
「円安だから輸入物に頼らず、国産の肉や野菜で頑張ろう!この円安を乗り切るから協力してね!」
的な話をします。明るくね。
節約を頑張るときは、家族を巻き込んでゲーム的にするのがコツ。
小さい子は良く意味がわからなくても、
「お母さん頑張ってるんだ…」
ってのが伝わればいいんです。
さて、この円安ですごく気になるのが
「ドル建ての保険」の月払いの保険料。
この種の保険を持っている人は、月の支払いも上がっていることに気がついていますか?
例えば、円建ての学資保険の金利が安いからと外貨建てを勧められ、
「金利保証3%あるから大丈夫」
と、思い続けていませんか?
このドル建ての保険は、毎月の保険料が「ドル」で設定されているため、
仮に月払い100ドルの契約だったら、
1ドル=100円 のときは
100円×100ドル=10,000円/月
となり、
今回のように、
1ドル=130円 になると、
130円×100ドル=13,000円/月
の支払いになるんですね。
30%も支払いが増えている。
ドル建て保険の金利3%は
ドルで支払い、
ドルで受け取る時に保証される
モノなので、
円で支払い、
円で受け取る場合は、
実質の金利は予測不可能。
毎月の支払額も変動するし、受取額もその時の為替レートによるから未確定。
解約時、満期時は通貨交換の手数料もかかります。
為替は株とは違って、成長を前提とするものではないから、
最終的に円に交換して使うつもりなら、
積み立ての長期投資には向かないというのが私の考えです。
アメリカの大学に進学するとかだと別だけどね。
逆に、円安は利益を確定させるにはいい機会です。
今よりも円高の時期に契約した保険で、
10年ちかく持っているモノなら
「解約控除」(解約の時の手数料)も少なくなっています。
この円安に乗じて思い切って解約というのもありですよね。
だって、もともとお金を増やすことが目的でしょ?
10年で10%でも20%でも増えていたら、
普通預金に預けておくより、円建ての学資保険に預けるよりずっとうまくいったと言えるよね。
運用は「利益を確定」させてこそやる価値があるもの。
このまま持っておくか、解約するか…考える絶好の機会です(^^)
決められない…という人は、
教育費セミナーのあとに個別相談を設定しているので、私に会いに来てくださいね。
教育費セミナーでも、
変額保険のメリットデメリット、
出口戦略もお話します。
教育費もやもやスッキリセミナー
▼▼▼
https://fp-canvas.com/kobetusodan